歯科の減菌対策

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歯科の減菌対策

2019年07月26日

歯科治療において気をつけなければいけないのは、院内感染です。歯科で使う器具には、細菌を多量に含んだ唾液や血液などが多量に付着し、きちんと滅菌されていないと他の患者さんに感染する恐れがあります。そこで歯科治療による感染予防に欠かせない「オートクレーブ」について、その効果と費用などについてお話いたします。

 

 

器具を通じて院内感染の恐れがある

歯科治療で使う器具には、唾液が必ず付着します。口腔内には非常に多くの細菌が存在しており、出血を伴う処置を行うことがあります。このときに使用する器具を通じて、他の患者さんに細菌感染する恐れがあります。院内感染を防ぐためには、器具の消毒および滅菌が必要なのです。

 

最近では院内感染防止を徹底している歯科医院も多くなりました。この院内感染に欠かすことができないのが、高圧蒸気滅菌器「オートクレーブ」です。

 

 

オートクレーブの働きとは

通常「消毒」と言えば「煮沸消毒」が思い浮かぶでしょう。確かに煮沸消毒することで、ほとんどの細菌は死滅します。しかし煮沸消毒に必要な時間は約20分と言われています。患者数が極端に少ない歯科医院なら煮沸消毒でも対応できるかもしれませんが、一日の来院数が100人を越えるような大型歯科医院などでは、煮沸消毒など行っている時間はありません。

 

このような手間を省き、しっかりと滅菌をするために使われるのが、滅菌器です。滅菌器にはオートクレーブ、ガス滅菌などがありますが、歯科医院で主に導入されているのが高圧蒸気滅菌器「オートクレーブ」です。

オートクレーブにはクラスB、クラスS、クラスNという種類がありますが、基本的には130℃という高温高圧によって、全ての細菌やウィルスを死滅させることができます。

煮沸消毒のコストと比べると、オートクレーブのほうがずっと効率的です。

 

歯科治療で使うミラーやピンセットなどの基本セットや、歯周ポケット数値を測るプローブ、超音波スケーラーチップなどは使用後オートクレーブで滅菌し、細菌やウィルスを死滅させ安全な状態にしてから、次の患者さんに使います。

 

このオートクレーブで使える器具は、130℃の高温に耐えることができるものに限り、プラスチック製のものなど高温で溶けてしまう恐れがある器具には使用できません。

 

一時期問題となった歯を削る器具「タービン」も、オートクレーブでしっかりと滅菌して使用します。タービンは唾液や血液などが付着するため、オートクレーブでの滅菌は欠かせません。

 

 

オートクレーブ導入に関わる費用とは・・・?

オートクレーブで滅菌を行っても、感染のリスクを0%にできるわけではありません。またオートクレーブを導入するには装置代だけでなく、費用や人件費も必要となります。標準的なオートクレーブでも少なくとも100万円はかかり、その他設備も合わせると300万以上になると考えられます。

全ての歯科医院でオートクレーブが導入されているわけではありません。患者数が多い大規模な歯科医院なら人件費が、患者数が極めて少ない歯科医院では採算に問題が生じてきます。これには歯科の診療報酬が、以下に比べて低いことが一因として考えられます。

 

患者さんが安心して歯科治療を受けるためには、歯科器具の滅菌以外にも院内感染対策は必要です。これには歯科医院の経営の安定が欠かせないのです。

 

しかし、患者さん側から見たら、歯科医院の経営状態などは関係ありません。院内感染のリスクを常に考え、患者さんにとってよい環境で治療を受けてもらうよう歯科医院側の努力が不可欠といえるでしょう。

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