40代以降は要注意・・・?

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40代以降は要注意・・・?

2019年06月24日

「加齢臭」という文字を目にしたり耳にしたりする機会が増えました。あまり良いイメージがないこの言葉は、体臭だけでなくお口の中の臭いも含まれているようですが、年齢を重ねるごとに、お口の中の臭いも変化していくのでしょうか。

 

 

40代以降は要注意・・・?

これまでは何も気にならなかった自分の臭いが、ふとした瞬間から気になってしまう人は意外に多いのではないでしょうか。30代のころは特に気に留めなかったのが、40歳を過ぎる頃から、これまでに感じたことのない臭いが少しずつ強くなっていきます。この臭いがいわゆる「加齢臭」と呼ばれるもので、中年および高齢者特有の臭い」なのです。

加齢臭の原因として、ノネナールという物質が挙げられます。若い世代にはまず検出されないノネナールが、年齢を重ねるごとに増え、加齢臭となって現れ出ます。

 

加齢臭のもとになるのはノネナールだけではありません。女性の場合、女性ホルモンの原減少も加齢臭の原因のようです。つまり加齢臭は男性だけでなく、女性にも起こる現象なのです。

 

 

加齢とともに変わるお口の臭いの原因とは

口臭は、もっとも臭いを感じやすいもののひとつで、皮膚の臭い以上に相手にダイレクトに伝わります。

若い頃の口臭は虫歯や歯磨き不足、喫煙、アルコールの多量摂取、胃の不調などにより起こりやすくなりますが、年齢を重ねるごとに増殖する加齢臭による口臭は、独特の臭いがします。

昔「おじいちゃん、お口くさい」とお孫さんが言い切るCMがありましたが、そのCMでもわかるように、高齢者=口臭がきついというイメージが持たれています。これはあながち嘘ではなく、大多数の高齢者が、若い人と比べると口臭がきつくなる傾向が否めません。

 

40代以降にお口の加齢臭が増加するのには、いくつかの理由が考えられます。

 

まずは歯周病の悪化です。40代になると、大多数の人が歯周病にかかっています。きちんと定期検診を受け、口腔内が良好であっても、少しずつ歯周病は進行します。しかし歯周病であること真摯に受け止めないと、40代でも加齢臭が進行していきます。

なお歯周病の治療を受けずに放置しておくと歯周病が悪化し、強烈な臭いを放つようになります。

 

歯周病以外で考えられる原因は、口腔内の細菌の増殖です。年齢を重ねるにつれて免疫力が低下し、細菌を退治する力が弱まってきます。そのためお口の中や内臓に関する細菌を退ける力が衰え、高齢者特有の口臭となって現れるのではないかと考えられます。

 

そして天然歯から人工歯の数が増えるにつれ、細菌が繁殖しやすくなることも原因ではないかと言われています。銀歯やブリッジ、入れ歯などの人工歯は細菌が付着しやすく、臭いの元となってしまいます。

高齢になるにつれ「お口が臭い」と思われないためにも、歯周病の悪化を防ぎ、定期検診をきちんと受けてお口の中の健康を保つとともに、体調管理もしっかりと行い、健康的な生活を送るように心がけましょう。

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