歯周病は糖尿病と関りがある?

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歯周病は糖尿病と関りがある?

2019年03月26日

今では虫歯を抜いて、歯を失う原因となった歯周病は、お口の中だけでなく全身の病気、特に糖尿病に深く関わっていると言われています。ではいったい歯周病と糖尿病がどのように関連しているのでしょうか。

 

 

糖尿病の怖さは「合併症」

数ある生活習慣病の中で、糖尿病は最も罹患率が高い病気で、別名国民病とも言われており、年々増加の傾向になると言われています。

糖尿病とは、食べ物から分解された糖分が吸収されにくくなり、血液中の糖分が溜まって高血糖が続く病気です。

糖尿病の怖さは合併症にあり、動脈硬化、失明、腎臓病、神経障害など様々な症状が起こります。

 

 

糖尿病と歯周病の関連性とは?

歯周病は、糖尿病の合併症と位置付けられています。糖尿病になると高血糖状態が続き、体の免疫量が低下してしまいます。歯周病は、歯周病菌による感染症のため、糖尿病の人は歯周病になるリスクが非常に高いと言われています。

 

また糖尿病の人は、健康な人に比べて歯周病が治りにくく、進行しやすいと言われています。と言うのも、糖尿病により高血糖状態が続くと歯ぐきの血管が痛みやすく、歯周病が進行しやすくなってしまうのです。

 

逆に、歯周病の人は糖尿病になりやすいとも言われています。歯周病菌により作り出される「サイトカイン」という炎症性物質が血液を介して全身に回り、インシュリンの働きを妨げます。そのため、歯周病に罹患している人は、糖尿病にもなりやすいと言われているのです。

 

 

歯周病を治療すると、糖尿病も改善される可能性が

このように、歯周病と糖尿病は密接な関係になると言われています。歯周病と糖尿病は相互関係にあり、歯周病が改善されると血糖値も改善されると報告されています。

つまり歯周病の治療を行うと血糖値が改善され、血糖値が良くなると歯周病の進行も抑制される、と言われているのです。

 

歯周病の治療を行い、歯周病菌が減ることで口腔内の状態が改善され、生活の質が向上され、血糖値のコントロールが良くなる可能性はありますが、はっきりとした因果関係はわかっていません。

 

しかし重度の歯周病をそのまま放置しておくことは決して推奨されるべきことではありません。歯科医院で必ず歯周病の治療を行い、口腔内の状態を改善することが、糖尿病の悪化を防ぐことに繋がるのなら、是非そうすべきであると言えるでしょう。

 

歯科医院で行う歯周病治療は、歯周病の進行具合により若干異なりますが、基本は器械を使った歯石除去やクリーニングです。歯石はプラークが石灰化したもので、そのままにしておくとそこへどんどんプラークが溜まり、歯周病の悪化を招きます。定期的に歯石を取り除き、プラークが蓄積されにくい口腔内環境をまず整えます。

 

歯石が歯ぐきの下にまで溜まっている場合は、キュレットという手動用の器具を使って歯石を取り除きます。それでも思うような改善が見られない場合は、フラップオペレーションという外科処置を行います。麻酔を行って痛みを感じないようにしてから歯ぐきを切開し、歯肉と歯の根元にこびりついた歯石を取り除き、歯ぐきを縫合します。

 

また歯周内科という内科的治療を行うケースもあります。歯周病菌は感染症のため、抗生物質を服用して除菌するという方法です。

このように、歯周病の治療は患者さんの状態により少しずつ異なります。大切なことは、歯周病治療をきちんと行い、口腔内の状態を良好なものにすることです。

糖尿病は合併症を伴うとてもやっかいな病気で、歯周病との関連も深い生活習慣病です。まずはお口の中から改善し、糖尿病を悪化させないようにすることが大切です。

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