口周りの筋肉を鍛えると、不正咬合は改善される?

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口周りの筋肉を鍛えると、不正咬合は改善される?

2019年02月28日

皆さんは、歯並びが複合的な要因によって決まっているというのをご存知でしょうか。例えば、患者さんの中には、歯並びはすべて遺伝で決まっていて、親が出っ歯なら子供も出っ歯になるとお考えの方もいらっしゃるかと思います。もちろんそれは、部分的には正しいのですが、部分的には間違っているともいえます。なぜなら、口周りの筋肉を鍛えることで改善される不正咬合もあるからです。ここではそんな不正咬合の原因と改善法について詳しく解説します。

 

 

不正咬合を引き起こす原因とは

 

上顎前突や下顎前突、開咬といった不正咬合は、ある程度、遺伝によって発症するかが決まっています。なぜなら、これらの不正咬合というのは、骨格的な異常が原因となるケースも少なくないからです。例えば、上顎の骨がよく発達していたり、逆に下顎の骨の発育が良かったりするというのは、遺伝的要因が大きいといえます。これらはそれぞれ上顎前突や下顎前突を引き起こすこととなります。ただ、骨格的な異常があったとしても、軽度であれば矯正治療や口腔筋機能療法によって改善することも可能です。もしくは、骨格の異常ではなく、筋肉の使い方に異常が認められる場合は、筋機能療法による効果は非常に大きいといえます。

 

口周りの筋肉を鍛えるメリット

 

口周りの筋肉は、主に咀嚼する際に活躍します。咬筋や側頭筋などの咀嚼筋が代表ですね。それに加えて、口輪筋を始めとした表情筋も口周りの筋肉に含まれます。表情筋は、その名の通り表情を作るための筋肉ですが、同時に歯列に対する影響力も持っています。

 

具体的に口輪筋などの口腔周囲の筋肉は、歯列に外側から圧力を加えることで、正常な歯並びになるよう働きかける作用があるのです。ですから、常に口が開いていたり、加齢によって表情筋などが衰えたりすると、歯列に加わる圧力が減り、出っ歯などの歯列不正や不正咬合を引き起こしてしますのです。そういう意味で、口周りの筋肉を鍛えることは、不正咬合の改善に役立つといえます。とくに、まだ成長期で顎の発育などが途上にある場合は、積極的に口周りの筋肉を鍛えることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

このように、表情筋や咀嚼筋などは、それぞれ特有の役割を持つと同時に、歯列への影響力も持っているため、小さい頃から適切に鍛えていく必要があります。今現在、歯列不正や不正咬合に悩まされている場合も、口腔周囲筋を鍛えることで、症状の改善が見込めることもあります。

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