親知らずを抜くことになったら|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月24日
親知らずがズキズキと痛んで、抜かなくてはいけなくなった時…とても怖いですね。
親知らずは一番奥にはえてくる大きな歯なので、抜くのにおおがかりになることもあり、かかりつけの歯医者から口腔外科専門の医院を紹介されることもあります。
抜くことになった親知らず、少しでも痛みを少なくする方法はあるのでしょうか。
■親知らず、なぜ抜かなくてはいけないの?
親知らずは左右上下それぞれの奥歯の奥に一番最後に生えてくる歯です。
4本すべて生えてくる人もいますし、生えてこない人もいます。
問題は、まっすぐ生えてくるケースが少ないことです。
生えてこなかった場合も斜めに生えて痛みが生じたり、炎症が起こったりします。
また、まっすぐ生えても一番奥なので歯磨きしにくく、虫歯になってしまう可能性が高いのです。
しかも親知らずの歯だけでなく、周りの歯も虫歯になってきてしまうので、抜いたほうがいいと言われています。
最近は新しい治療法もでてきて、親知らずを活用するような技術もあるので、そればかり、とは言えませんが、奥歯の痛みの原因が親知らず、というケースは多いです。
■親知らずを抜くなら専門で
歯科医師によっても専門がそれぞれあります。
抜歯は口腔外科分野にあたりますが、大学や研修で抜歯の実習をせずに、違う分野(例えば歯周病や補綴など)を学ぶと、抜歯に関しての腕はなかなかあがっていきません。
親知らずで歯医者に行くなら、『口腔外科』を専門に掲げているところやインプラントで外科治療に特化している歯科医院などを受診しましょう。
■麻酔をかけてもらう
口腔外科の領域に入る治療なので、痛みを感じないように感覚をなくす麻酔は使用します。
それとは別に、笑気麻酔や静脈内麻酔と呼ばれる、意識をもうろうとさせる麻酔も使用できます。
抜くのが難しい症例の場合や全ての親しらずを一度に抜歯する場合などは、全身麻酔を使用します。
生体モニタなどで、血圧や脈拍などの全身状態を管理しているので、安心ですが、持病のある方は必ず担当医に伝えましょう。
■体の調子を万全にする
風邪などで体の調子が万全でないときは、親知らずの抜歯はやめましょう。
親知らずの抜歯した穴は大きな傷口となっているので、細菌に感染しやすい状態です。
風邪や寝不足など免疫力が下がっているときは、傷や腫れがひくのに時間がかかってしまうこともあります。
また、口の中は菌がたくさんいるので、傷口から病気に感染しないように、できるだけ口内を清潔な状態にして抜歯に臨むと、余計な腫れや痛みも出にくいでしょう。
歯が大きい分、痛みや怖さも大きくなってしまいますが、気になる痛みが続くようなら、体調を整えて口腔外科を専門としている歯医者で、抜歯した方がいい場合もあるので、相談してみましょう。