そもそも虫歯ってどうなるの

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そもそも虫歯ってどうなるの

2018年09月14日

お口の中のトラブルとして最も身近な虫歯は、小さなお子さんから高齢者まで、年齢を問わず発症しやすい病気です。しかし虫歯は心がけ次第で防ぐことが可能であり、そこには食生活と生活習慣が深く関わっています。今回は、虫歯を予防するための食生活と生活習慣についてお話をしたいと思います。

 

虫歯とは?

虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶ける病気です。そしてミュータンス菌が酸を作り出すために必要なものは、「砂糖」です。食べかすの中に含まれる砂糖は、ミュータンス菌が棲みつく原因となり、虫歯の元凶です。

しかし虫歯は一日でいきなり発症するわけではありません。虫歯になる前の段階として、歯の表面が酸によって溶ける「脱灰」という状態になり、この脱灰が進むとやがてエナメル質に穴が開いて「虫歯」へと進行してしまうのです。

また虫歯になるのは、4つの要因が重なることで起こることも分かっています。その4つの要因は、次のとおりです。

 

・虫歯菌の存在

・糖分(砂糖)

・時間

・歯質

 

虫歯菌が存在すると、誰でも虫歯になる可能性は出てきます。そこへ虫歯菌のエサとなる砂糖が長時間お口の中に留まることで、虫歯リスクは高くなります。また歯の質が虫歯菌に対して強くなければ、歯が溶けやすくなって虫歯へ進行しやすくなってしまいます。

 

虫歯にならないためにすべきこととは

いくら頑張って歯磨きをしても、虫歯になってしまう・・・。このような人は非常に多いと思います。歯磨きは虫歯予防の基本ですが、歯磨きを頑張っても虫歯になりやすい人は、食生活と生活習慣の見直しが必要かもしれません。

・砂糖を含んだ飲食物は控えめに

砂糖はミュータンス菌の格好のエサとなるため、砂糖をたくさん含んだお菓子やジュースなどを摂取しすぎないように気を付けましょう。特に炭酸ジュースや乳酸菌飲料はお子さんが好んで摂取しやすいため、与え過ぎに注意が必要です。

またスポーツドリンクも意外と砂糖を含んでいるものがあります。スポーツをする人にスポーツドリンクは欠かせませんが、普段から常飲しないほうが良いでしょう。

 

・間食は時間と回数を決める

お菓子やジュースを口にする時間や回数をきちんと決めることは、虫歯予防に大きく関わります。一日に何度もお菓子を口にしないよう、時間と回数はきちんと決めておきましょう。

・歯質を強くする

虫歯になりにくい歯を作り出すことも大切です。小魚や海藻など、普段の食事でカルシウム、ミネラルをたくさん摂るように心がけましょう。またフッ素を摂り入れることで歯質を強くします。日常の歯磨きでフッ素入りの歯磨き剤を使用し、定期検診でフッ素塗布をしてもらうなど、虫歯に対して歯を強くしておく必要があります。

 

中には、歯磨きが適当であっても全く虫歯にならない人もいます。これは歯の質や、もともと持っている虫歯菌が少ないことなどが考えられます。これに対して虫歯になりやすい人は、虫歯になりやすいことをしっかりと自覚したうえで、上に挙げた注意点に気を使った生活を送るようにして下さい。

また定期検診は欠かさず受診し、お口の中に異常がないかどうかチェックを受けるようにして下さい。

 

虫歯は予防が可能です。毎日のケアに加え、虫歯になりにくい食生活や生活習慣を送り、歯科医師から適切なアドバイスを受けてトラブルから歯を守りましょう。

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