歯をぶつけた!目立った症状がなくても速やかに歯科医院を受診しましょう

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歯をぶつけた!目立った症状がなくても速やかに歯科医院を受診しましょう

2018年09月11日

歯のトラブルは、虫歯や歯周病だけではありません。転倒や事故などのアクシデントで歯をぶつけてしまうことがあります。歯をぶつけてしまった場合に起こりうる症状と、対処法についてお話をいたします。

 

歯をぶつけた時に起こる症状とは

つまづいて転倒した、階段から落ちた、交通事故に遭って口元を強打した・・・。日常生活を送っていると、このようなアクシデントに遭遇することがあります。では歯をぶつけた場合、どのような症状が起こるのでしょうか。

 

・出血している

・歯が折れた

・歯がぐらぐらしている、または位置が変わった

・噛むと痛みを感じる

・歯が抜け落ちた

・歯が黒っぽく変色してきた

 

口元を強打した場合、唇や歯ぐきをケガして出血することがあります。どこからの出血なのかを確認し、滅菌ガーゼなどで圧迫して下さい。

歯が折れてしまった場合、問題となるのは永久歯です。特に前歯は最もダメージを受けやすく、破折の程度によっては歯の神経が露出することがあります。折れた歯が手元にある場合は歯牙保存液か牛乳に浸し、一刻も早く歯科医院を受診してください。神経が見えてしまっている場合は根の中に細菌が入り込まないよう、根管治療を行います。

また歯の神経は見えていないが歯が欠けてしまった場合も、異常がないかどうか確認するため、速やかに歯科医院を受診するようにして下さい。

 

ぶつけたことによって歯がグラグラしている場合、乳歯か永久歯かによって対応が全く異なってきます。乳歯の場合は後に生え変わるのでそれほど大きな問題はありません。

しかし永久歯の場合、根元が破折してしまっている可能性があるため、レントゲン写真での確認が必要になります。永久歯がグラグラしてしまっている場合や見た目が何ともないのに噛んだ時に痛みがある場合、すぐに歯科医院を受診するようにして下さい。

 

歯が抜け落ちてしまった場合は、歯の破折と同じく抜けた歯を歯牙保存液か牛乳に浸して、すぐに歯科医院を受診してください。歯の周りには歯根膜という膜があり、この歯根膜が生きている間に処置を受けることが望ましいです。血が付いているからといって流水で何度も洗ってしまうことは歯根膜の寿命を大きく縮めてしまうため、絶対に水では洗わず、保存液または牛乳に浸してすぐに歯科医院を受診するようにしてください。

 

歯をぶつけて数日後や数か月後に、ぶつけた歯が黒っぽく変色することがあります。これは歯の神経が衝撃で死んでしまった可能性があります。残念ながら歯の神経が死んでしまったら、根の中の治療を受ける必要があります。

もし黒くなった歯が気になる場合、根管治療後にセラミッククラウンなどの被せ物を被せる治療を行うことでカバーできます。

 

 

歯をぶつけてしまったら、まず歯科医院を受診を

店頭や事故などのアクシデントは予期せぬ出来事です。万が一歯をぶつけてしまった場合、目立った症状がなくても速やかに歯科医院を受診するようにして下さい。

 

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